全館空調のデメリットを徹底解説!全館空調を導入時の注意点も紹介

注文住宅を検討している人の中には、全館空調を導入すべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
全館空調にヒートショック対策やカビ・ダニの発生リスクの軽減、花粉除去などさまざまなメリットがありますが、デメリットや導入時に注意したい点も多くあります。
注文住宅を購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、事前に全館空調のデメリットについて理解しておきましょう。
この記事では、全館空調のデメリットのほか、注意点などについて解説しています。注文住宅を購入予定の方は、ぜひご一読ください。
全館空調とは

全館空調とは、住宅全体の温度や湿度を均一に保つための空調システムのことです。リビングや寝室から廊下、トイレまで温度が一定になるため、家の温度差で悩むこともありません。
全館空調は主に、空調した冷暖気を天井の吹き出し口から送る「天井吹き出し型」、壁に冷暖パネルを設置して家を空調する「壁パネル輻射型」、床下に冷暖する機械を入れる「床下冷暖房型」、壁にかけるエアコン1台で空調する「壁掛けエアコン型」の4種類です。
それぞれの特徴やコスト、設置方法を理解し、自分の家に最適な種類を選ぶ必要があります。
全館空調のデメリット

全館空調のデメリットは主に5つありますが、コスト面におけるデメリットと環境面におけるデメリットの2種類に分けられます。まず、コスト面におけるデメリットから見てみましょう。
初期費用がかかる
全館空調を導入する際、高額の初期費用がかかります。制御システムや配管が複雑な場合、さらに高額になりやすいです。
また、全館空調を設置することで、冷暖房方式によっては専用空調室が必要になるでしょう。全館空調を活かすために高気密・高断熱の家にする必要もあり、建築コストも高くなる可能性があります。
以上の理由から、壁掛けエアコンや据え置き式のストーブよりもコストが高くなるのはやむを得ないでしょう。
電気代が高い
全館空調にすると、初期費用だけでなく電気代の負担も大きくなります。基本的に、全館空調は24時間家じゅうを冷暖房するため、電気代が高くなってしまうのは避けられません。
なお、電気代はお住まいの地域や住宅の気密・断熱性能に左右されやすく、電気代が高くなるのは全館空調以外にも原因があるケースもあることを把握しておきましょう。
温度調整が難しい
次に、環境面におけるデメリットです。全館空調は家全体を均一な温度に保つ設計のため、部屋ごとに温度を細かく調整するのが難しい場合があります。家族それぞれが異なる温度設定を希望する場合には課題となることがあります。
ただし、全館空調によっては1階と2階で別々のエアコンが起動するタイプもあるので、その場合は1階と2階それぞれで温度を調整することが可能です。
空気が乾燥しやすい
全館空調の家は、高気密・高断熱になっているケースが少なくありません。冬場は家じゅうが快適な反面、空気が乾燥しやすくなります。湿度が極端に低くなると風邪にかかりやすくなるなど、注意が必要です。
全館空調を導入する際の注意点

注文住宅に全館空調を導入する際、注意したい点が3つあります。それは、「長期的なメンテナンスと費用」「高気密高断熱の家にすることが必須」「修理できなくなるケースがある」ということです。1つずつ詳しく解説します。
長期的なメンテナンスと費用
全館空調は、つけたら終わりではありません。全館空調そして家を長持ちさせるためには、定期的な部品交換や家のメンテナンスなど、アフターフォローが必要になります。
信頼できる住宅メーカーを選び、アフターサービスが充実しているか確認するとよいでしょう。また、導入時のコストだけでなく、運用コストやメンテナンス費用も考慮する必要があります。長期的に一定の費用がかかることを忘れてはいけません。
高気密高断熱の家にすることが必須
全館空調の効果を最大限に発揮するには、高気密高断熱の家にすることが必要です。断熱性能が低いと冷暖房効率が悪化して光熱費が高くなってしまうのです。全館空調の導入を検討している場合、建物の構造、気密性・断熱性について十分に理解しておくことをおすすめします。
修理できなくなるケースがある
一般的に、全館空調の寿命は約15~20年です。生産終了してから約6~10年は修理部品の在庫はありますが、それ以降は在庫がなくなり次第修理はできません。全館空調を導入後、年数が経過する前に、最新のタイプと入れ替えするのも1つの方法です。
全館空調のデメリットについてご覧になっている方は、こちらの記事も読んでいます。もしよければご覧ください。
神奈川で家づくりをする前に知っておきたい!2×4工法のあれこれ
快適な暮らしを実現!全館空調を導入できるおすすめの住宅メーカー

ここまで、全館空調のデメリットや導入時の注意点などについてご紹介してきました。かしこく導入すれば、快適な暮らしを実現できる全館空調。
最後に、注文住宅を購入したい方に向けて、当メディア注目エリアの横浜市でおすすめの住宅メーカーをご紹介します。
1.株式会社マルビシ

会社名 | 株式会社マルビシ |
本社所在地 | 〒226-0026 神奈川県横浜市緑区長津田町2996番地 |
電話番号 | 045-981-4501 |
設立 | 1972年11月 |
対応可能エリア | 横浜市を中心とした神奈川県、東京都 |
公式サイトURL | https://www.marubishi-2×4.co.jp/ |
株式会社マルビシは1972年に創立した工務店で、2×4住宅を専門に9,000棟以上の注文住宅を手掛けてきました。大手ハウスメーカーの下請けで技術力があるため、工務店価格で大手メーカーに劣らない品質の注文住宅が手に入ります。
デザイン性に優れた注文住宅を適正な価格で提供することを強みとしており、スタッフの質も高いと好評です。顧客の意見を取り入れてこだわりを実現することも得意です。
デザインや性能にこだわりたいけど予算も抑えたい方、理想の注文住宅を建てたい方を探している方にとって、株式会社マルビシは理想的な選択肢となるでしょう。
もっと詳しく株式会社マルビシについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
マルビシの口コミ・評判は?坪単価や施工の特徴まで紹介
株式会社マルビシで注文住宅を建てるのがおすすめな人
特に、下記のようなニーズや考えで注文住宅を建てたい方には非常におすすめだと言えるでしょう。
- 施工技術やデザインにこだわりたい人
- 迅速な対応を求める人
- 高いコストパフォーマンスを希望する人
- 高性能住宅を建てたい人
- 高気密高断熱の家を建てたい人
株式会社マルビシの注文住宅が気になった方は、ぜひ一度公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
【クリック】株式会社マルビシの公式サイトを覗いてみる
2.株式会社せらら工房

会社名 | 株式会社せらら工房 |
本社所在地 | 〒234-0054 神奈川県横浜市港南区港南台4-27-10 |
電話番号 | 045-833-2644 |
設立 | 2005年6月 |
対応可能エリア | 神奈川県横浜市 |
公式サイトURL | https://serara.jp/ |
株式会社せらら工房は、レンガにこだわった家づくりを手掛けている工務店です。厳選された素材と職人の確かな技術により、耐久性と美観を兼ね備えた住宅を実現しました。
断熱性能の高さも評価されており、冬季でも最小限の暖房使用で快適な室温を維持することが可能です。全棟で長期優良住宅基準を満たしているのも、株式会社せらら工房の強みと言えるでしょう。
さらに、「100年健康住宅」という理念のもとに、健康と省エネを両立した住まいづくりを推進しています。デザインや性能にこだわりたいけど予算を抑えたい方にもおすすめです。
もっと詳しく株式会社せらら工房について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
せらら工房の口コミ・評判は?坪単価や施工の特徴まで紹介
まとめ

全館空調は快適な住環境を提供する一方で、導入コストや運用面での課題があります。メリットだけでなくデメリットも理解した上で、自分たちの生活スタイルに合った選択をすることが大切です。
注文住宅に全館空調を導入する場合、長期的なメンテナンスと費用が必要になることを頭に入れておきましょう。また、万が一故障した際、部品の在庫がないため修理できないケースもあることも忘れてはいけません。
全館空調にはデメリットや注意点があるものの、上手に活用すれば一年中どの部屋にいても心地よく過ごせるでしょう。この記事を参考に、快適に過ごせる注文住宅のヒントを見つけてください。
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